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大麦ガイド

大麦の品質検査:発芽、タンパク質、粒の大きさを読み解く

大麦の品質検査は、それぞれ異なる問いに答えます。生きた粒がすぐ発芽するとは限らず、大粒でも麦芽の性能は証明できません。タンパク質の百分率には表示基準が必要です。本ガイドでは製麦、食品、飼料向けの結果を解釈します。受入基準は合意した仕様と用途に従い、以下の数値は共通の合格限度ではありません。

畑で育つ、長い芒のある緑色の大麦の穂
畑の大麦。写真は作物のイメージであり、外観から発芽、タンパク質、出荷品の品質を証明することはできません。

大麦の試験室分析は試料の種類の確認から

試料が原麦、精選大麦、完成麦芽、または麦芽を糖化して得る液体である麦汁かを確認します。分析のために原麦を粉砕しても麦芽にはなりません。同じ項目名でも、異なる材料の結果を置き換えることはできません。

ロット、採取日、分析前の精選やふるい分け、方法、表示基準を記録します。選別された粒の画分が、納品された全量を代表するとは限りません。試料調製と合意済みの受入手順が違う場合は、試験機関に説明を求めてください。

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大麦の発芽勢と発芽能力:異なる二つの問い

大麦の発芽勢は、管理された条件で所定時間内に発芽する粒の割合です。カナダ穀物委員会は途中の計数を含む72時間の方法を説明しています。大麦の発芽能力は発芽可能な粒の割合を指し、テトラゾリウム染色などの生存性試験で評価される場合があります。方法を確認してください。染色は一定時間の成長を観察する試験ではありません。

発芽能力が高く発芽勢が低い場合、生きた粒がまだ速やかに成長できない可能性があり、休眠も考えられます。ただし原因を特定する結果ではありません。水感受性は異なる水条件での発芽を比較して評価します。時間、温度、給水条件、試験機関の解釈を求め、両結果を平均したり代用したりしないでください。

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大麦のタンパク質含量は水分基準と一緒に読む

タンパク質は一般に測定した窒素から算出され、CGCの大麦法では窒素 × 6.25を用います。換算係数と、校正済み近赤外予測か基準分析かを確認します。乾物基準と受領状態基準では分母が異なるため、比較前にそろえる必要があります。

麦芽用大麦の品質にはバランスが必要です。タンパク質は酵素や酵母栄養に関与しますが、増えるとエキスに利用できるデンプンの割合が減る場合があります。高ければよいとは限りません。醸造、蒸留、食品加工、飼料配合では目的が異なり、買い手が適切な目標と基準を定めます。

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大麦の水分含量は特定時点の結果

水分は測定試料中の水の割合です。貯蔵上の意味は温度、期間、粒の状態に左右されます。納品時の水分値だけでは、貯蔵期間全体の安定性を証明できません。

方法と試料調製を確認し、必要に応じ乾燥・貯蔵記録を調べます。乾燥による損傷は、水分が低下した後も発芽を損なうことがあります。製麦向けでは貯蔵履歴や経過時間に応じて生存性を再確認し、その時期を受入側と合意してください。

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大麦の整粒率とふるい下

整粒率は通常、指定したふるい上に残る質量百分率です。ふるい除去物は定めた手順で取り除く画分で、小粒、砕粒、その他の成分の分類は方法によって異なる場合があります。目開き、長孔の形状、操作手順、事前精選の有無を記録します。

整粒率と大麦のふるい下割合は必ずしも合計100%になりません。異なるふるいを使えば中間画分が残り得ます。粒度の均一性は製麦時の吸水管理に役立ち、食品加工者は精麦歩留まりと併せて評価することもあります。異なる目開きの結果は直接比較できません。

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大麦の容積重が示すことと限界

容積重は所定の方法で標準体積を満たす穀粒の質量で、kg/hLなどで表示されます。粒の性質だけでなく充填状態も反映します。個々の粒の密度、ふるいによる粒度、千粒重とは別の指標です。

仕様で求める場合、物理特性や等級評価の指標として使います。良好な容積重でも、発芽、麦芽エキス、栄養上の適性、汚染物質の不存在は証明できません。報告書を比較する前に装置、試料調製、単位を確認します。

技術資料: CGC大麦の容積重が示すことと限界

原麦の検査と麦芽・麦汁の測定を分ける

発芽、原麦タンパク質、水分、粒度は加工前の大麦を評価します。その後の小規模製麦では、記録した条件で試料を浸麦、発芽、乾燥します。麦芽エキスは所定の試験室糖化法で得られる物質を測り、ジアスターゼ力はデンプン分解酵素の活性、脆弱性は麦芽の砕けやすさを表します。

麦汁のβ-グルカン、粘度、遊離アミノ態窒素は糖化後の液体の値で、原麦の測定値ではありません。穀粒と麦汁のβ-グルカンも材料と方法が異なります。結果とともに小規模製麦条件、糖化法、単位、表示基準を求めます。入口の値が良好でも、あらゆる加工条件で同じ麦芽を得られるとは限りません。

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用途別の判断表

この独自の表は次に確認する技術的な問いを選ぶためのもので、共通等級を決めるものではありません。食品・飼料の安全性と加工適性は分けて評価します。

評価の根拠となる資料は何か
用途優先する解釈次の確認事項
製麦発芽勢と発芽能力を、タンパク質基準、粒度分布、粒の状態と一緒に評価します。製麦業者はこのロットの受入前に小規模製麦評価を求めますか。
食品:精麦・製粉清浄度、損傷、粒度の均一性、加工者の歩留まりや成分の要求を評価します。製麦の発芽目標が自動的に適用されるわけではありません。目的の原料には加工試験や穀粒β-グルカンの結果が必要ですか。
飼料配合と受入仕様に照らし、栄養組成、水分、物理的状態、安全性を評価します。配合担当者はロットのデンプン、繊維、タンパク質を確認しましたか。製麦基準の不適合だけでは飼料適性を証明できません。

技術資料: Feedipedia — 用途別の判断表 · MAGB — 用途別の判断表

架空の報告書:有望なロットでも判断を保留する理由

以下の報告書、ロット、数値は説明用の架空例です。Zenith Eclipseの在庫、試験証明書、購入提案、推奨受入限度を示すものではありません。

架空ロットB-17:特記のない項目は原麦
報告項目架空の結果
発芽勢:明記された72時間の成長試験91%
発芽能力:明記されたテトラゾリウム法98%
タンパク質:受領状態基準10.5%
水分12.5%
2.5 mm上の残留/2.2 mm下の通過:同じ精選試料88% / 4%
容積重66 kg/hL
麦芽エキス、ジアスターゼ力、麦汁の結果未測定

買い手は発芽勢と発芽能力の7ポイント差について試験機関と製麦業者に確認します。高い発芽能力は低い発芽勢を打ち消さず、数値だけで休眠や安全な貯蔵期間を確定することはできません。

この架空試料の乾物基準タンパク質は10.5 × 100 ÷ (100 − 12.5) = 12.0%です。同じ試料でも基準が異なれば二つの正しいタンパク質百分率になります。ふるいの境界間には8%が残るため、ふるい下4%は整粒率96%を意味しません。

実際の仕様と比較し、発芽の疑問を解消し、必要な麦芽・加工・安全性の資料がそろうまで評価は保留です。容積重や未測定の麦芽欄だけでは、製麦、食品、飼料に適すると判断できません。

技術評価を完了する前に

  • 用途、ロットの識別、代表性のある採取を確認する。
  • 各結果の材料を原麦、精選画分、麦芽、麦汁に区分する。
  • 発芽勢、発芽能力、方法、測定日を別々に保持する。
  • タンパク質基準と窒素換算係数をそろえ、原値を残す。
  • 目開き、残留・通過画分、容積重手順を指定する。
  • 不足結果を解消し、再試験や加工試験を受入側と合意する。
  • 仕様の版、安全要件、権限者の受入決定を記録する。

大麦検査の実務的な質問

発芽能力で発芽勢を代用できますか。

できません。発芽能力は潜在的な生存性、発芽勢は所定条件・時間内の発芽を扱います。両方が必要なら双方を保持し、差の説明を試験機関に求めます。

製麦ではタンパク質が低いほどよいのですか。

いいえ。製品と工程に合う量が必要です。同じ水分基準と方法で比較し、最小の数値ではなく合意した目標を適用します。

ふるい下4%なら整粒率96%ですか。

同じ規定のふるい操作で全体を余さず二分する場合に限ります。上下の目開きが違えば、架空例のように中間画分が残ることがあります。

原麦タンパク質で麦芽エキスやジアスターゼ力が分かりますか。

評価の参考にはなりますが、実測結果にはなりません。買い手が必要とする場合は、記録された小規模製麦・分析手順による麦芽試験を依頼します。

製麦向けに不合格の大麦は、そのまま飼料として売れますか。

いいえ。不合格の理由が重要です。別途、組成、状態、汚染物質、適用要件を飼料向けに確認する必要があります。製麦判定は飼料安全性の承認ではありません。

報告書を明確な大麦の調達相談へ

用途、ロットに対応する報告書、仕様、未解決の技術的な質問を、数量と仕向地とともにZenith Eclipseへお送りください。ご相談を確認し、関連供給者や検査機関と合意済みの資料を調整できます。